ワーカホリズムの7つの兆候
次の項目に当てはまるかどうかを5段階で自己採点してください。
完全に当てはまる場合は5で、全く当てはまらない場合は1です。
- 仕事のためにより多くの時間を捻出しようとしている
- 当初の予定よりもはるかに多くの時間を仕事に費やしてしまう
- 罪悪感や不安感、無力感を軽減するために働いている
- 他の人から、仕事を減らすように言われている
- 仕事が禁止されているとストレスになる
- 仕事をするために、趣味や運動の優先順位を下げている
- 働きすぎのせいで健康に害が及んでいる
これらの項目の4つ以上で4点または5点を記録すると、あなたは仕事中毒です。
仕事中毒者は、精神障害に苦しむ可能性が2〜3倍高い
仕事中毒者は、他の精神障害も経験する可能性が高いということが分かっています。
今回参考した研究によると、仕事中毒者は、精神障害に苦しむ可能性が2〜3倍高いようです。
具体的な数値結果は次のとおりです。
仕事中毒者 | 非仕事中毒者 | |
---|---|---|
ADHD | 0.327 | 0.127 |
OCD | 0.256 | 0.087 |
不安障害 | 0.338 | 0.119 |
うつ病 | 0.089 | 0.026 |
研究結果によると、ワーカホリズムは、OCD、ADHD、うつ病、不安症と共存することが多いようです。
この結果は、ノルウェーの成人16,426人を対象とした非常に大規模な研究から得られたものです。
ワーカホリックが精神障害を引き起こしているのか、精神障害がワーカホリックを引き起こしているのか、あるいは、どちらも遺伝的な要因なのか、この原因についてはまだ明らかになっていません。
ただ、もしあなたが仕事中毒者であれば、他の精神障害も持っているかもしれません。
気になる場合は、医者に相談してみましょう。
参考にした科学論文
研究機関 | University of Bergen |
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掲載媒体 | PLOS One |
研究が発表された年 | 2016 |
引用元 | Andreassen et al., 2016 |